こちらのページでは、岡田よしたかさんによる人気の食べ物シリーズの最新作「さくらもちのさくらこさん」について紹介します。
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さくらもちのさくらこさんとは…
「さくらもちのさくらこさん」は、岡田よしたかさんによる絵本で、「ちくわのわーさん」や「うどんのうーやん」、「こんぶのぶーさん」などの累計26万部の大人気・食べ物シリーズの最新作として出版されました。
今回は見たまんま、さくらもちのさくらこさんが主人公です。シリーズ初のヒロイン。スネたり文句を言ったりと一筋縄ではいかない主人公です。
「さくらもちのさくらこさん」
- 作・絵:岡田よしたか
- 出版社:ブロンズ新社
- 発行:2019年
さくらもちのさくらこさんのあらすじは?
なぜだかご機嫌ななめのさくらもちのさくらこさん。おやつたちが声をかけても知らんぷりです。おやつ以外にトランプも登場して機嫌を直そうと試みるも、ふてくされたまんま。
桜の葉っぱも脱ぎ捨てて、外に飛び出しても、楽しくない。そのうちおやつの時間になり、みんな帰っていきました。さくらこさんはひとりぼっち。
さて、どうしたらさくらこさんの機嫌は直るのか…?!
…というストーリーです。関西弁での会話や、途中クスリと笑ってしまうネタも含まれていて、とにかく、面白い作品。さくらこさんが不機嫌な理由は明かされませんが、それもまさに女心を表しているよう。こんな目鼻もないさくらもちが主人公なのに、さくらこさんの感情がすごく伝わってきます。
さくらこさんは関東風?関西風?
この表紙のさくらこさんを見て、え?さくらもち?って思った人もなかにはいるかもしれません。そう、関東と関西では、さくらもちの形状が違うんです。
【関東風】
焼いた小麦粉生地であんを挟んでます。
【関西風】
つぶつぶの残る団子状の餅であんをくるんでます。
関東では、小麦粉の生地を焼いたクレープ状の生地で作られ、別名「長命寺」といいます。関西では粗く挽いたモチ米から作られており、別名「道明寺」です。
さくらこさんは関西弁をしゃべっていることからも推測できますが、つぶつぶが見えるので、「関西風」です。こういった違いを知るのも面白いですね。
さくらこさんを励ますキャラクターたち
作中には、様々な仲間が出てきます。一例をみると
三色だんご
プリン
りんご
キャンディ、ドーナツ、うさぎりんご、いちご、ピーナッツ、シュークリーム、ソフトクリーム、せんべい、ラムネ、たこやき…
…と、出てくるものはおいしそうなものばかり。
そのほかトランプ
も出てきて、自分たちで動き出し、なんだかとってもにぎやかな場になっています。
「さくらもちのさくらこさん」テレビでの紹介は
「有吉くんの正直さんぽ」
2019年3月9日放送の「有吉くんの正直さんぽ」(フジテレビ)のなかで、絵本店を訪れた芸人の有吉さん。この作品を見て、「俺は面白いと思うけど」と、ビビる大木さんに、娘さんにどうかと勧めていました。
「世界が愛した絵本」
2019年3月30日には、「世界が愛した絵本」(テレビ朝日・東京系のみ)の番組内で、朗読が行われます。朗読者は美山加恋さん。子役から活動し、現在は女優や声優として、テレビや映画で活躍されています。
【子役】「僕と彼女と彼女の生きる道」(2004)草なぎ剛さん演じる主人公の娘・小柳凛
【声優】「キラキラ☆プリキュアアラモード」(2017-2018)主人公・宇佐美いちか(キュアホイップ)
出版元による販促用フィギュアが面白い!?
さくらこさんの宣伝に、書店に飾るための販売促進用の粘土人形?を、出版社の営業さんが手作りで制作しているそうです。
可愛いですよね。ブロンズ新社さんのブログによるとジュンク堂書店藤沢店では確認できたのですが、他はどこにあるんでしょう?書店で見かけたらラッキーですね!
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