こどものともの赤ちゃん絵本シリーズに真っ黄色のとても目立つ絵本があります。それは「ぺんぎんたいそう」!発売後重版がかかり、とても人気の本だそうです。
今回その絵本について紹介します!
ぺんぎんたいそうについて
齋藤槇さんによる絵本「ぺんぎんたいそう」は、2013年に「こどものとも0.1.2」の月刊本として発売されました。
この「こどものとも0.1.2」は390円+税で販売される薄い絵本で、通常3年間ほど在庫を取り置き、バックナンバーの購入希望に備えるものだそうですが、「ぺんぎんたいそう」の回は3、4カ月で品切れになったそうです。長らく絶版になっていましたが、復刊希望者の声を受け、2016年にハードカバーによる赤ちゃん絵本として発売されました(864円)。すると、2週間で初版1万7千部が品薄になり、7千部増刷するも間に合わず、さらに8千部を増刷するなど、人気の本となりました。
この絵本は、幼児が真似できる「踊れる絵本」として、幼稚園や保育園での運動会や、読み聞かせの気分転換など、保育士からの支持も厚いそう。
日本画を専攻していた作者の齋藤槙さんが、授業の一環で動物園を訪れたときにこの「ぺんぎんたいそう」の着想を得て、作品として「初代」ぺんぎんたいそうを制作したそう。このときは日本画らしく一色の墨絵だったそうですが、卒業後、絵本の編集者に見せたときに、これをカラーで赤ちゃん絵本としてはどうか?との提案され、新しく生まれたのが今の「ぺんぎんたいそう」だとか。
齋藤槇さんについてはこちらのページもどうぞ
ぺんぎんたいそうのあらすじ
赤ちゃん絵本なので、ストーリーというよりも、体を動かすようなものメイン。
「ぺんぎんたいそうはじめるよ いきをすって~はいて~」など、ペンギンの可愛らしい動きとともにページが展開します。
ぺんぎんたいそうの対象年齢と感想
福音館書店のあかちゃん絵本は、10ヶ月~2歳が対象とされています。でも生後半年くらいでもシンプルな絵なので見やすいと思います!
この絵本を我が子に読んだところ、
ぼくもできるよ!
キャッキャ(真似をする)
と、2歳児は最初はじっくり聴いて、一旦終わったらまたページを開けさせて、私にまた読ませました。そして真似を始めました。
赤ちゃん絵本なので2歳児の食いつきがとてもよく、何度も何度も一緒になって真似をしていました。4歳児も、一度真似をしていました。
2歳児がこんなに絵本にくいついて真似したのは定番人気のあの「だるまさんが」以来。
とても気に入ってました。
ぺんぎんたいそうの歌がある?CDは?
このペンギンたいそうには歌があり、当初の「こどものとも0.1.2.」の月刊本のときには楽譜がついていました。現在のハードカバー版にはついていませんが、この楽譜は福音館書店のホームページからダウンロードできます。
また、この曲のCDは無いようですが、音源は無料で「.mp3」形式でダウンロードできます。mp3はWindowsメディアプレーヤーなどで音楽CDとして焼くことができるので嬉しいですね!
作者の齋藤槇さんや子どもたちによるたいそうの動画もアップされており、見ることができます。ちなみにこの曲を作ったのは齋藤槇さんのお母様だそうです。お母様もとても芸術肌なのでしょうね。
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