幼稚園や保育園に入園する子へおススメの読み聞かせ絵本!ランキングも紹介!

園児画像 特集

新学期ですね。うちの子は、保育園に入園して2週間、毎日朝登園すると泣いていました。しかも、ようやく慣れてきたころに熊本地震で2週間ほど休園し、保育園が再開してからまたさらに1か月泣いていたという思い出があります…。でも今は「はやく行こ!」とせかすまでに成長しました。それが嬉しくもあり寂しくもある親心です…。

今回は、そんな入園してドキドキの時期におススメの絵本を紹介します。

入園時におススメの絵本を7冊紹介!

ようちえんのいちにち

年中のあかりちゃんとなかよしのさっちゃんの一日として、幼稚園の生活を紹介します。幼稚園の一日を見せる一方で、あかりちゃんの弟が生まれたばかりでお母さんはまだ病院、弟とともにお母さんが帰ってくるのを待つあかりの心情もチラっと出てきます。あかりちゃんのあまり描かれないエピソードも、想像できる仕組みになっています。

会話のなかのみ、あかりの生まれたての弟としてかいくんが登場。はさみがうまく使えず口をへの字にがんばるちょっと恰幅のいいよっちゃんや先生が脇役で出ます。また、お誕生日で祝われるいくちゃん、よっちゃん、まりちゃん、らいちゃんは、掲示されている絵で名前がわかる程度ですが、ちょっと出てきます。

「ようちえんのいちにち」

  • 作:おかしゅうぞう
  • 絵:ふじたひおこ
  • 出版社:佼成出版社
  • 発行:2005年
【主人公】あかり(女)
【脇役】さっちゃん(女)、すずきあいせんせい(女)、たかし(あさのたかし・男)、よっちゃん(男)
【チョイ役】カイくん(男)、えんちょうせんせい(男)、ようこ(あさいようこ・女)、いくちゃん(女)、まりちゃん(女)、らいちゃん(男)

ほいくえんのいちにち

絵がとても細かく、ぎっしり描かれていて、見ていて子どもたちと遊べる一冊。保育園に慣れてきた頃の子も、絵をみて、自分の園との違いを見つけたり、また共感して楽しめると思います。

「ほいくえんのいちにち」

  • 作:おかしゅうぞう
  • 絵:かみじょうたきこ
  • 出版社:佼成出版社
  • 発行:1995年

ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ

 

主人公のゆきちゃんが、お友達のつながりとともに、成長する様子が描かれています。お友達のだいちゃんやまきちゃんが運動会、プールなどイベントごとにシーンで登場し、それぞれの様子も描かれています。たまにちょっと泣き虫なさゆりちゃんも出てきて、みんなで助け合ったりするシーンが微笑ましいです。

「ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ」

  • 作:おかしゅうぞう
  • 絵:ふじたひおこ
  • 出版社:佼成出版社
  • 発行:2010年
【主人公】ゆき(女)
【脇役】だいちゃん(男)、まきちゃん(女)、さゆりちゃん(女)、かとうみどりせんせい、すずきみちこせんせい

ことりようちえんのいちねんかん

入園式から遠足、プール、運動会…と、主人公あやちゃんを通して1年間を描きます。可愛らしい絵で描かれ、文章もひとつひとつのイベントの様子を丁寧に書かれています。文章もしっかりと語られています。

「ことりようちえんのいちねんかん」

  • 作:たかてらかよ
  • 絵:鴨下潤
  • 出版社:講談社
  • 発行:2010年
【主人公】あや(女・あまのあや)
【脇役】ゆい(女)

えらいこっちゃのようちえん

3さいのぼくが幼稚園に通い始めて、トイレに失敗したり、お弁当の時間にうたたねしたり、頑張っている様子が描かれています。
毎ページに「えらいこっちゃ」、というセリフがはいっているので、読んでいて、わが子は「えらいこっちゃ」の繰り返しに笑っていました。4歳児は、「ぼくもう〇〇できるよ」なんて絵本と比べて言っていました。

話のなかでは名前は出てこず、「ぼく」と一貫していってますが、名札には「〇〇〇りく」という表記が見えます。苗字ははっきり読み取れませんが、かとう、あるいはさとうだと思います。

「えらいこっちゃのようちえん」

  • 作:かさいまり
  • 絵:ゆーちみえこ
  • 出版社:アリス館
  • 発行:2017年
【主人公】ぼく(りく)

ようちえんにいくんだもん

3歳になったマリちゃんが2つの園の体験入園に行って、お友達のユウトくんと一緒の園に決めて面接をして入園するまでのお話。泣いたりすることはなく、むしろ積極的に保育園にいきたい!と言っています。とっても明るい

紙面は、LINEのように縦にふきだしで会話するシーンが2,3回あり、見せ方も新鮮です。

「ようちえんにいくんだもん」

  • 作:角野栄子
  • 絵:佐古百美
  • 出版社:文化出版局
  • 発行:2011年
【主人公】マリ(女・おおたマリ)
【脇役】ユウト(男)、おとうさん(おおたいさむ)、おかあさん(おおたよしこ)、おとなりのおばあちゃん、ねこのミカ

ようちえんいやや -慣れない子に


こちらは、入園前から読むと、幼稚園を警戒してしまうかもしれないのですが、とてもよくできた本で、長谷川義史の絵が泣く様子をユーモラスに描きつつも、最後のページではホッと温まる一冊です。落ち着いてきたころや、同じくいつまでも泣いている子と話すきっかけにするのにいいと思います。

出てくる園児みんなが泣いています。たけしくんに始まり、まなちゃん、つばさくん、ののほちゃん、しゅうまくん、いくみちゃんはそれぞれ園長先生にあいさつするのが嫌だ、とか、いちごが好きなのに桃組なのがいやだ、とか、園児ならではのそれぞれの理由を列挙しています。そのほか、エピソードとしては出てきませんが、話のなかで泣いている子として「れいくん、みさちゃん…」と名前が多数出てきます。

「ようちえんいやや」

  • 作・絵:長谷川義史
  • 出版社:童心社
  • 発行:2012年
【主人公】たけし(男)
【準主人公】まな(女)、つばさ(男)、ののほ(女)、しゅうま(男)、いくみ(女)、おかあちゃん、園長先生
【チョイ役】れい(男)、みさ(女)、ゆうき(男)、めぐみ(女)、こうしろう(男)、あかね(女)、よしき(男)、みなみ(女)、かいたろう(男)、くるみ(女)、ひろき(男)、りか(女)

ランキングをチェック!

たくさんあって、どれにすればいいのかわからない、という方に、各サイトの評価を集めました。絵本は見る人それぞれなので、評価順にならべるのは賛否あると思いますが、一つの選ぶ基準として見ていただけたらと思います。

絵本ナビ

絵本を扱う大手のサイトでの5つの星による評価が高い順で見ると、以下になります。

  1. ようちえんいやや (4.54)
  2. えらいこっちゃのようちえん (4.5)
  3. ことりようちえんのいちねんかん (4.38)
  4. ほいくえんのいちにち (4.35)
  5. ようちえんのいちにち/ようちえんのはるなつあきふゆ (4.3)
  6. ようちえんにいくんだもん (4)

読書メーター

読書好きの人が手に取った数が多い順でみると以下になります。

  1. ようちえんいやや(272)
  2. ようちえんのいちにち(103)
  3. ほいくえんのいちにち(83)
  4. えらいこっちゃのようちえん(80)
  5. ようちえんにいくんだもん(66)
  6. ようちえんのはるなつあきふゆ(61)
  7. ことりようちえんのいちにち(42)

アマゾン

実際に購入した人の星5つによる評価が高い順にならべると以下になります。

  1. ようちえんのはるなつあきふゆ/ようちえんにいくんだもん (5)
  2. ことりようちえんのいちにち(4.7)
  3. ようちえんのいちにち(4.5)
  4. ようちえんいやや(4.2)
  5. ほいくえんのいちにち(4.1)
  6. えらいこっちゃのようちえん(4)

まとめ

幼稚園や保育園に行くのは、楽しみにしつつも、いざ行ってみると、寂しいという期間がどの子もあると思います。その心に寄り添って、幼稚園・保育園に通うのがテーマの絵本を読み、親子で話すきっかけにするといいと思います。

また、どの本も幼稚園・保育園の入園児対象にしては、結構な文章で語られているので、入園後も自分の園との違いをみたり、自分の入園時を振り返ったり、子ども側も長く楽しめます。新学期に読むと、どの子でも面白く読める本だと思います。

 

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