ほんやのポンチョ(キンコン西野の絵本)のあらすじのネタバレ!対象年齢や感想は?

本屋画像 絵本

こちらのページでは、キンコン西野さんが子ども向けに描かれた絵本「ほんやのポンチョ」について紹介します。

ほんやのポンチョとは

「ほんやのポンチョ」は、キングコングの西野亮廣さんが出された絵本です。西野さんの絵本というと、ページ数や文章が長く、大人も楽しめるような形で描かれたものが多いですが、今作は、子ども向けに描かれたもの。文章は少なく平易にしてあります。また、ほとんどの文章が5.7.5のリズムに合わせてあるので、読み聞かせると弾むような感覚が楽しめます。また、日本語と同じ大きさで英語も併記してあり、国籍関係なく読めます。日本人には英語の勉強にもいいですね。

西野さんの絵本の代名詞であるキレイな絵も魅力です。

ほんやのポンチョのあらすじ!ネタバレあり

 

ポンポンポンチョは本屋さん。でも、自分のことはあとまわしで、畑の手伝いや荷物持ちに出るため、本屋はいつも閑古鳥です。それでもポンチョはそんなことを気にせず、お店の本を読むのに夢中。ついには売り物の好きなページに折り目を付け、線を引き、メモを書き入れたりしますが、「ガハハ、これじゃあ売れないや」と笑い飛ばします。

ある日、女の子がお店を訪れます。女の子が選んだのは、ポンチョが印を書き入れた「しるしぼん」でした。「汚れて売れなくなった本だよ」と謝るポンチョに女の子は、「この本とっても面白い」「印のおかげでポンチョのドキドキワクワクがよくわかる。世界に一つだけとっても素敵な『しるしぼん』」といいます。ポンチョは、売れなくなった本だから持ってきな、というと、代わりに女の子は犬のぬいぐるみをくれたのでした。

間もなく町の人たちは噂を聞き、列をなすようになります。みんな前からポンチョのみているところが気になっていたようです。「しるしぼん」で店は大繁盛。本に線をひいては飛ぶように売れていきました。

しかしそんなある日、店は火事におそわれます。ポンチョは「オイラのたからをたすけなきゃ」と、炎の中に飛び込みます。みんなが心配するなか現れたポンチョは、あの子がくれたぬいぐるみを抱いてました。オイラのたからをたすけたぞ!とガハハと笑い飛ばします。

けれども店は黒焦げで鎮火ののち途方に暮れていたポンチョ。女の子は古い本を持ってきて「この本に印を入れてくださいな」。町の人も「この本に印を入れて、本を売ってくださいな」とあとに続きます。あっという間に本は山積み、「こいつは泣いちゃいられない、たくさんつくるぞ『しるしぼん』」とポンチョに笑顔が戻ります。

一風変わった古本屋がここから始まったのでした。

…というお話。

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子どもによんでみたところ感想は

4人の我が子に読んでみました。

8歳児
8歳児

「しるし本」が人気になってよかった。「しるし本」ってのが面白いね。

6歳児
6歳児

火事が可哀想。

4歳児
4歳児

絵がきれいだった。

2歳児
2歳児

 …(歩き去る)…。

といった具合でした。

2歳児はまだ早すぎたのか、中盤で遊び始めてしまい、去って行きました。4歳児は、おとなしくきいていたものの、「絵がキレイ。話?うん、おもしろかったよー」ってな感じで、具体的な感想は出てきませんでした。あんまり感情移入できず入ってこなかったのかもしれません。

6歳児は、火事が衝撃的で、なまじCGだったためリアルで、そこに最後まで引っ張られてしまった感じがあります。

8歳児のみが、話の中核である「しるし本」の存在の魅力を理解したようで、「火事は可哀想だったけど、結果、店に人が来るようになったしね。」と話していました。

私的には…

私

絵が綺麗、雰囲気もノスタルジックで素敵。

でも、幼児には背景もキャラクターも同じようにギュッと描き込まれてて、絵の注目すべき部分がわからないのかも。

と、感じました。いつもは絵のなかにある動物や食べ物を指差す2歳児の反応が鈍かったので、判別が難しいのかな?

でも、今までに読んだことのない感じの絵本なので、4.6.8歳児はじっと見ていて新鮮だったと思います。とにかく画面の完成度が高いので、絵に集中していました。

ほんやのポンチョの対象年齢は?

我が子でみると、対象年齢は小学校低学年から、ぐらいでしょうか。

小学生になると、話の内容も入ってくるみたいです。ただ、あまり幼いと絵も見づらいようです。

YouTubeでは主題歌も披露?

YouTubeでは、絵本の絵がちょっと動く動画とともに、歌が披露されています。

「おいしいごはんがたべたい」という歌詞は、絵本の内容からあまり関係はないように見えますが、ポンチョは超がつくほど巨漢なので、絵本で描かれない背景がいろいろと想像できます。

いろんな設定があってこそ、存在がリアルになるんだな~!と思います。

子どもたちを、西野さんの頭の中へ誘うのもおもしろそうですね。

実在する?しるし書店

しるし書店は、自分が読んでしるしを付けた本をあえて売るアプリ上の古書店です。西野さんも出品されており、出品後即買い手がつくとか。

人によっては、しるし本が定価よりも高く取引されていることもあるそうです。

前の持ち主が、どういう箇所に感銘を受けたか、重要視したかを本の内容と同時に見ることができて、本を多元的に楽しむことができる、新しいカタチですね。

https://markingbooks.otogimachi.jp/guidelines/about

ほんやのポンチョまとめ

ほんやのポンチョは、絵本としては一作品ながら、「しるし書店」アプリや、YouTubeでの歌の動画など、マルチに活躍する西野さんならではの、関連コンテンツを展開されていました。

絵本という存在をどのように楽しむか、いろいろ思案されている西野さんの展開には目が離せません!

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